sp_line.png

岡崎本社店

TEL
0564-52-7000 
FAX
0564-52-7119
OPEN
10:00~19:00
日・月
10:30〜18:30
qr_line_okazaki.png
qr_line_okazaki.png
↑タップして
友達登録!

名古屋焼山店

TEL
052-800-3533
FAX
052-800-3544
OPEN
10:00~19:00
qr_line_nagoya.png
qr_line_okazaki.png
↑タップして
友達登録!
定休日
月末最終週のセール直後の月曜日(岡崎本社店・焼山店共通)
coopon.png
 

イチオシ商品コラム

生産者取材シリーズ:井筒ワイン/長野県塩尻市

2024年9月前半、ヘルシーメイトの棚に古くから並ぶ酸化防止剤無添加、安心安全な国産ワインメーカーの
代表的な存在ともいえる長野県塩尻市にある井筒ワインさんに取材に行ってきました。

対応してくださったのは、お話していくうちになんとたまたま同郷だったという愛知県岡崎市出身
で井筒ワインの営業マン岩間さん。塩尻市にいるのになぜか地元岡崎の新規オープンしたスーパーの
話や藤川駅の話で盛り上がってしまいました(;'∀')
DSC_0093.jpg
「昭和8年、信州は桔梗ヶ原の地にワイン醸造メーカーとして創業以来、現在まで75年あまりの間、桔梗ヶ原一帯でのブドウの栽培、収穫を背景に醸造から瓶詰めまで一貫して行うワイナリーとして、土地に根ざしたワインの質、価値を追求しています。

com_img.jpg

古くは生食用として地場の特産品であるコンコード種ブドウ、ナイヤガラ種ブドウより醸造する製品群は、果実味を活かした自然で親しみ易い飲み口と新酒、酸化防止剤無添加などのスタイルが、桔梗ヶ原のワインあるいは地酒として国内ワイン市場だけにとどまらず、他に類を見ない独自の商品価値、分野を確立しています。」


井筒ワインHPより抜粋

 
ヘルシーメイト店頭でも昔から当たり前のように、それこそ今回取材した私自身が高校生の頃から店頭に並んでいました。下手したら取り扱い始めてもう30年以上になるかもしれません。

洋の東西を問わずワインにほぼ確実に添加されている酸化防止剤。長期熟成や味の経年劣化を防ぐ目的で添加されていますが、井筒ワインでは酸化防止剤無添加のものも製造しており、特に当店にいらっしゃるような自然派のお客様に好まれています。時間が経つとどうやっても味の変化は避けられないため、1年~2年以内のフレッシュな状態で飲んでいただくのがおすすめです。

 

DSC_0135.jpg

井筒ワインさんは会社敷地内外に多くの葡萄畑を持っていますが、年間の生産量を賄うには足りないため近隣の個人の多くのブドウ農家さんとも年間契約しています。
長野県は寒暖の差はありますが主な海外の栽培地と違って湿度、雨によるカビや病害の発生がネックになるため、葉っぱができた葡萄の房を比較的守ってくれる敷地内の多くは棚仕立てというやり方で、日本では主流のやり方。ブドウ狩りでもおなじみの頭の上に房ができるような栽培方法です。
DSC_0124.jpg

翻って見た感じいかにもフランスやイタリア、スペイン等の葡萄畑の趣がある縦型で空に向かって伸びていく栽培方法が垣根仕立てというやり方。TVなどでも見かけるヨーロッパらしい風景です。井筒ワインさん含め、ほとんどの農家さんの栽培が棚仕立てですが、昨今の気候の激変に対応すべく実験的に垣根仕立てで新しい品種の栽培にも取り組んでいます。​​植えてから満足いく収量に達するまでは最低でも5~7年は掛かるため先々を見据えた取り組みです。近年の異常気象に対しての収量の変化についてももお聞きしましたが、収量自体は変化はないが葡萄の種類によっては収穫時期が目に見えて早くなってきたり穫り頃の期間が昔に比べて短くなって、短期間で一気に収穫しないとワインの品質に影響が出かねないといった別の問題が起きつつある、とおっしゃっていました。
DSC_0120.jpg


DSC_0111.jpg
長野県塩尻市はほかにもメルシャンを筆頭に名の知れたワインメーカー以外にも規模の大小問わず多く存在しています。国産ワイナリーの規制緩和も伴って全国的に特徴あるワイナリーが続々と誕生しているようです。

もっとも最近は後継者不足に伴う葡萄農家さんの減少、ワイン用の葡萄よりも直売でより高く売れるシャインマスカットに切り替える農家さんも少なくないようで、その際は井筒ワインさんが土地ごと借り受けたり、古くから付き合いのあるワイン用葡萄農家さんに委託するそうです。一次産業の長年の課題とも言えますが、じりじりと人手不足に悩まされ始めています。

 
DSC_0148.jpg

9月~10月初旬は収穫の最盛期。井筒ワインさんの駐車場は農家さんから持ち込まれる満タンに詰め込まれた葡萄のコンテナが次々と山積みされていきます。

 
DSC_0149.jpg

そして駐車場に併設されている大きな搾汁機器でジャンジャン絞られていきます。やっぱり大きいですね。

DSC_0143.jpg

DSC_0142.jpg
 
地下の熟成庫は年間通して一定の温度。この時は9月前半でしたが記録的な暑さで塩尻市でも気温は32度。入るとひんやりとしていて気持ちよくシェルターのような堅牢さでした。以前は見学用に開放していたそうですがコロナを境に現在は見学自体を取引業者等に限定しているそうです。
DSC_0160.jpg

DSC_0156.jpg

大正から昭和初期にかけて使用されていた国産木材で作られた熟成用木樽。現在は中庭にオブジェとして再利用されているそうです。寝かせる木樽は基本的に輸入で国産のものはほぼ皆無だそうです。
DSC_0070.jpg


DSC_0172.jpg
見学の最後に現在の主要な銘柄ワインを試飲させていただきました。「テイスティングしたら出してくださいね」と吐きだし用の容器もご用意いただいたのですが、テイスティングで吐き出す行為は全くおかしくないこと、なのは頭でわかっていてもどうしても吐き出せませんでした。貧乏性なのもありますが、特に人様の前で吐き出すのにすごく抵抗があり、一口程度であっても10杯程連続ですべて飲み干したら結構酔ってしまい、同伴者兼ハンドルキーパーである妻に後から詰られました(;'∀')

IMG_2365.jpg

IMG_2410.jpg


国産ワイン全般での特徴とも言えますが、海外のカベルネ・ソーヴィニョンやソーヴィニョンヴランといったタンニンが強くしっかりした飲みごたえと違い、フルーティで軽め、果実味がはっきり前にでるタイプ、コンコードやナイアガラといった品種が多いので特に女性の方も含めて幅広くライトに楽しんでいただける味わいとなっています。
 
特に井筒生ワインはとてもフレッシュで搾りたての生ジュース?と思ってしまう程に甘く芳醇でスイスイ飲めてしまう冷蔵保存のワイン。酸化防止剤無添加なので雑味がなくストレートにぶどうの甘み、風味を味わえます。毎年楽しみにされているお客様も多い人気ワインです。
 
ヘルシーメイトでは店頭・オンラインショップを含め、年間を通じて種類も幅広く取り扱っていますのでお気軽にお問合せ、ご注文下さい。