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月末最終週のセール直後の月曜日(岡崎本社店・焼山店共通)
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イチオシ商品コラム

生産者訪問シリーズ:福島県有機米生産者-大竹さんを訪問してきました

6月のセールが終わった7月のはじめ、福島県喜多方市に有機米生産農家大竹さんを訪ねました。朝一岡崎を出発、9時半に東京到着。古いお付き合いのカレンダーメーカーさんを訪問後、東北新幹線で郡山へ向かいました。
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本当はもう1~2件東京で訪問しても良かったのですが宿泊する会津若松も初めてで土地勘も無く、早目に入った方が良いとの判断でしたが、結果的には正解でした。この日の夕方~夜は郡山や白川が大雨で、その後雨雲は首都圏に移動して大混乱を起こしていましたので、東京出発が2時間遅れていたら会津若松に入れないという事態になりかねませんでした(磐越西線郡山→会津若松は我々が乗っ
た次の電車でその日は雨により運休)。

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翌朝車で喜多方市熱塩加納町の大竹さんの家に向かいます。2000年に私がヘルシーメイトで仕事を始めた時点で大竹さんのお米は取り扱いしていましたから実に25年以上のお付き合いとなります。その時点では村ぐるみ農協ぐるみで有機栽培米を推奨していた熱塩加納村(当時)農協の有機米も販売しており、大竹さんはその中でも更にこだわっている生産者としての位置付けだったと記憶しています。


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2000年か2001年のお盆に私と私の両親と大竹さんを訪問していますが、20年以上昔の話で細かいことは全く記憶しておりません。
ナビで指定された住所に到着すると、「遠いトコロ、わざわざ、、、」と丁度大竹さんが出てきてくれました。さすがに風貌は20年を感じさせますが(私も)、自然と向き合っている穏やかな目は二十数年経っても変わっていませんでした。


まずは今シーズンの作況について尋ねましたが「まだわがんね」とストレート過ぎるご回答。また世間の米騒動についても「わがんね JAが後手後手だったのは確か」生産者は生産者の視点、我々小売業は小売業の視点でしかなくなかなかそれ以上の実態は見えないものだなと思いました。


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その後は水田を見せてもらいます。緩やかな傾斜地に、きれいに区画された20m×40m(目測)の水田が無数にあり、そのうちの「ここの2枚がウチの」「今は水を切ってる時季だ、、、」確かに水田には周りを含めて水が無く泥がむき出しの状態でした。この状態ですと稲の根がより深く、広く張るのだそうです。水を切る時と、水を張る時期を繰り返すとの事でした。

 
そして稲と稲の間は雑草がいっぱい。。。ある程度稲が育ってしまえば雑草より稲の方が
強いのだそうです。機械での除草はしないんですか?

「するよ~まあこんな田んぼが60枚近くあっからね」


やってもやっても追いつかないんですね。前回お伺いした時は用水路の水に手を入れたら痺れる程冷たかった記憶がありましたので今回も水に触ってみましたが、前回程冷たく感じませんでした。気温も高いのでしょう。気温といえば、大竹さんの水田のある会津盆地でも高温障害はかなりのもので、大竹さんが若いころは32~3度が最高の暑さだったそうですが現在では36,7度がザラにあるとの
ことで生育、米の品質にも大きな影響が出ているそうです。かつては会津盆地の中央部が最高品質の産地だったものが、現在では中央部は高温障害のため品質不良が多くなり、山間部の方が品質が良くなってきているそうです。大竹さんの水田は中山間部に立地します。

かつて東北地方は日本海から吹く「ヤマセ」と呼ばれる冷風になやまされてきました。会津盆地や周りを山で囲われた盆地ですのでヤマセの影響は強くなかったそうですがそれでも一つの脅威ととらえられてきました。東北地方の米の品種改良の大きな目標は「冷害に強い品種」改良だったのです。


「ヤマセなんて死語だよ~」
「ここらの品種改良も高温に強い品種を、ってこと。まあもともと稲は南方から来たっか
ら高温には強いと思うけど、、、」

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水田の隣接する大竹さんの農機具倉庫を見せて頂きました。
奥さん「田植え機、コンバインみ~んな3,4百万から~」
さすがに高額ですがまあ全部機械でやらないと、手作業でなんて無理ですね。
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2025年度産米の希望数量を早目にお伝えすることにしてご無礼してきました。
ありがとうございました。